だれに対しても、威張らず丁寧に接している人ってステキですよね!
謙虚という言葉は、控えめで素直な心を持ち合わせた人の褒め言葉として使われます。
しかし、謙虚さの捉え方を間違えて、自分の価値をグッと下げて話す人もいますよね。
話し相手が、自分の価値を下げてしまう人だと頭の中にこんな言葉が浮かんできます。
「この人と話していると、いつも自分が励ましてばかりいるな。」
「なんだか、ネガティブな意見ばかりで疲れちゃうな。」
あなたも、相手からもらう言葉にこんな感情を覚えたことはありませんか?
私は、謙虚さと一言でいっても、相手を幸せな気持ちにする人とそうでない人がいると感じています。
今回は、謙虚なのに嫌われてしまう人の特徴と付き合い方についてご紹介したいと思います。
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目次
謙虚な人は嫌われる?裏がありそうで怖い?そう思う理由とは?
謙虚さは周りと良好な関係を築く上で重要なスキルですよね!
控えめで素直な態度は、相手との気持ちいいコミュニケーションを下支えしてくれます。
しかし、相手が謙虚でありながら、なんだかモヤモヤした気持ちになったことはありませんか?
例えば、あなたが今日の洋服ステキですねと相手に声をかけたとしましょう。
返答のパターンとしては、以下の答えが考えられるのではないでしょうか。
解答① | いえいえ、全然素敵な洋服ではありませんよ。 |
解答② | ありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。 |
解答③ | そんなことないです。私は本当にセンスがなくって….. |
解答④ | 私なんかより、あなたの洋服の方が素敵ですよ |
あなたはどの返事が相手から返ってきたら嬉しいですか?
多くの人は、二番目の返事が嬉しいのではないでしょうか。
おそらく、4つの回答の中で唯一感謝の気持ちがこもっているからでしょう。
人柄や謙虚さは、特に相手を褒めた時の返し方に目立って表れます。
相手の返答次第であなたの頭は無意識にこう判断を下すでしょう。
これ以上話したいか、話したくないかです。
せっかく褒めたのに、否定されてしまうことや、慰めの言葉をかけなければならない人は話す意欲を失ってしますよね。
自分の価値を下げてしまう人は以下の特徴が見られます。
- 褒められても素直に受け取らない
- 相手の言葉を無意識に否定してしまっている
- 頼りない印象を受ける(くよくよしている)
- 自分の意見を言わない
- 本心から言っているのか伝わらない
行き過ぎた謙虚さ、つまり自分の評価を下げる態度は相手をどんよりした気持ちにさせてしまいます。
では、なぜそのよう態度になってしまうのでしょうか?
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謙虚な人は嫌われる?怖い?卑屈な態度になってしまう理由とは?
では、謙虚さとは異なる卑下する態度をしてしまうのはなぜなのでしょうか?
自分の価値を下げる態度を取ってしまう理由を3つお伝えします。
謙虚な人は嫌われる!卑屈な態度の理由①自分に自信がない
一番の理由は、自己肯定感が低いことが考えられます。
自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れ、尊重してあげる力のことです。
自分が描く想像の自分と現実を比較して劣っていると感じることが根本の原因なのでしょう。
自分の心と体を抱きしめて、認めてあげることができないから、心の手入れを相手に託してしまうのです。
また、自分の言葉はテニスの壁打ちのように跳ね返りの性質を持っています。
自分をダメな人間だと言えば、ダメな人間だという思い込みを強くし、自信を失わせるという悪循環に陥ってしまっているのでしょう。
その状態をまさしく表した言葉があります。
フィリップ・チェスターフィールドというイギリスの政治家・外交官の名言です。
自らを低く評価するものは、まさしくほかの人々によっても低く評価される
自分のことだまの力を見くびってはいけないと感じる言葉ですよね。
フィリップの人生の心得を書いた、我が息子よ、君はどう生きるかという著書はAmazonで購入することができます。
自分の息子に宛てたこの本は、人生の軸になる極意が沢山詰まっているので、ぜひチェックしてみて下さいね♪
謙虚な人は嫌われる!卑屈な態度の理由②人の目線を気にし過ぎている
次に、他人の評価にびくびくしていることがあげられるではないでしょうか。
自己肯定感が低い人は、相手からの言葉をお世辞で言われていることを前提にとってかかります。
そのため、相手から受け取ったお世辞を、自分が肯定したら相手はどう思うのかと先回りして考えてしまうのですね。
つまり、あの人、私が言ったお世辞を真に受けたわ。
相手にそう思われることを何よりも恐れているのです。
自分自身が傷つかないように、予防線を張っていることに本人は気が付いていません。
自分の立場からすると、素直に相手を思って投げかけた言葉がお世辞だと思われるのは悲しいですよね。
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謙虚な人は嫌われる!卑屈な態度の理由③心の内をしられたくない
控えめな態度から、相手の気持ちが読めなくて怖いという方もいるかもしれません。
無感情に感じる言葉は、心の内を知られたくないという想いの表れです。
自分の自信の無さが、無意識に人との深い関係性を築くことを遠ざけているのです。
あなたも相手と話している時に、なんだか気持ちがこもっていないなと感じることはありませんか?
心の内を相手におかされないよう、心理的なつながりを遮断しているのでしょう。
上記のように、自分の評価を下げてしまう人の理由を見てみると、視点が自分にばかり向いていることに気が付きます。
もう一度、謙虚の言葉の意味を振り返ってみましょう。
謙虚とは
- 控えめでつつましいこと
- 能力や地位におごることなく、相手の意見を素直に受け入れることができるひと
- ひかえめでつつましく、へりくだった態度で接することができるひと
つまり、謙虚さとは、相手に向けた感情なのです。
前述したように、明確な違いは相手の発する言葉で幸せな気持ちになるか、そうでないかですね。
謙虚な人の芯の強さは出世に導く!
では、謙虚な人は、出世しやすいのでしょうか?
本当の謙虚さ、つまりは誠実さといばらない態度を持ち合わせた人は、出世することが多い傾向です!
誠実で自信をもった振る舞いは、部下や上司に慕われるからだと想像できますね。
また、私の尊敬する上司は、物腰柔らかに素直に学ぶことを実践されています。
教えてもらう人の立場は関係ありません。
私のような20歳以上離れた部下であっても、まさに謙虚な態度で接してくれます。
気持ちのいい対応は素直に嬉しいですし、年下からも学ぼうとする点も良いお手本ですよね。
一方で、卑屈な人、本心を言わない人は、相反しています。
なんだかくよくよしてネガティブな印象を受ける人に尊敬する気持ちを持つのは難しいでしょう。
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謙虚さを勘違いしている人との上手い付き合い方
では、実際に私が実践している自分の評価を下げてしまう人との付き合いについて紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです。
謙虚さを勘違いしている人との上手い付き合い方①話を聞いてあげる
まずは、ゆっくり相手の話を聞いてあげましょう。
自分の価値を下げてしまう人には、何らかの理由があります。
根本を叩かなければ、相手は無意識に自分を傷つけ続けます。
社会人になると忙しい日々に、相手のことを考えるスキマをもつことは難しいですよね。
相手からマイナスな言葉が出ても、簡単にそんなことないですよという上辺の会話で終わることが多いです。
しかし、相手の気持ちに寄り添い、少しでも前向きに考えられるお手伝いをしてみて下さい。
私は、あなたを素敵だと思うという、ひたすらポジティブなエネルギーを相手に送ってあげるのです。
あなたの言霊は、きっと相手の心に届くと信じて、まずはあなたが相手を幸せに気持ちにさせてあげましょう!
謙虚さを勘違いしている人との上手い付き合い方②割り切って考える
次に、ある程度割り切って考えることも重要です。
自分の評価を下げてしまう癖は、ある意味で相手のアイデンティティでもあります。
相手が今まで培ってきた性格の1つであることを念頭において認めてあげましょう。
絶対にしてはならないことは、相手を否定することです。
自分の判断基準で相手の言葉を図るのではなく、自分とは別物だと切り離して考えることが重要です。
謙虚さを勘違いしている人との上手い付き合い方③一度、離れてみる
最善の策は、相手が少しでも幸せな気持ちになるよう行動することです。
しかし、自分の気持ちがとても乱されてしまうようなら、一旦付き合いをあらためるのも一手です。
相手のネガティブを感じ取りすぎてしまい、悪い影響がでてしまうのならば、今は相手を支える時期ではないのでしょう。
まずは、自分の基盤をしっかり整えることが先決です。
自分の心に余裕が持てない場合は、一度離れてみましょう。
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謙虚な人は嫌われる?怖い?と思っているあなたへ
謙虚という言葉は、その人の素直さやつつましさの代名詞として使われます。
自分自身も、素直な心で相手に幸せを届けていきたいですね!
最後に、フィリップ・チェスターフィールドの自分を戒める名言をご紹介します。
謙譲は称賛を求める時の唯一の確かな餌である
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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